こんばんは。
妻です。
大谷翔平選手が40−40という大記録を樹立された今日も、ヒデシ家は相変わらず『イヤだ』魔法にかかったとん助に翻弄されていたわけですが、もうすぐ天寿を全うしそうな実家の飼い猫様の様子を見に行くという予定があったので、ここ2日間よりはかなり穏やかだったように思います。
飼い猫様は19歳。人に換算すると92歳ほどだそうです。その割にはモフモフ、フサフサで毛並みがいいように思います。約10日ほど前に突然、下半身が動かなくなり、自力でトイレに行くことも首を上げることもできなくなり、もうそろそろかな、、、という様子になりました。獣医さんは、下半身に血栓が飛んだのかもしれないと言っていたそうです。しかし、注射と点滴を数日間続けたことが功を奏したようで、今日は自力で首を上げることができるまでに復活しておりました。
嬉しさ反面、薬のお陰で体に鞭を打ち頑張らせてしまっているのではないかという、ある意味「罪悪感」のようなものを抱いてしまった私。飼い主ではないので、それは義父母が決めることではありますが、人よりも少しだけ“人“の様々な死に際に立ち会うことが多かった私は“死“に対して人よりも複雑な想いを抱えていることに気付いたのでした。
そんな小さな気付きは、もうひとつあります。
それは、足に塗ったペディキュアの「違和感」です。
普段は全くネイルをしない私。それでも、去年までは、夏になるとその色を塗ることでとても気分が上がり、ペディキュアに染まった爪を見るたびにワクワクしました。その爪があったから、その爪に励まされて、昨夏の1ヶ月半にも渡る入院生活を耐えることができたのだと思っています。
それなのに、今年、弾丸ツアー前に急いで塗ったその爪を見ても、どうもしっくりこないのです。旅行中に3度入ったプールの最中も、ウォータースライダーでも、サンダルでの散策中も、やっぱり「違和感」なのです。はじめは気のせいかもしれないと気づかないフリをしていましたが、気づかないわけにもいかないくらい、自分の中での「違和感」が大きくなっていきました。
本当に不思議です。
おそらく、今の自分には合っていない色なのだと思います。この一年で、私の中の色んなことが知らず知らずのうちに変わっていて、気持ちにも変化があり、この色は卒業ということになったのでしょう。
何も変わっていないようで、とても変わったようなこの一年。
“感覚的“に、それを感じさせてくれたのが、毎年楽しみにしていたペディキュアだったというのも不思議な気持ちでした。それくらい、オシャレには無頓着な私なので。
約1週間でしたが、その「違和感」を感じさせてくれたこの色とは、明日でお別れしようと思います。そして、また新しく私をワクワクさせてくれる色を探しに行くことにしましょう。もう夏も終わりですが。
いつも感じないような小さな気付きに気がつき、それを少し深ぼって、自分自身をアップデートしながら前に進めていけたらと思います。
それでは、また。