こんばんは。
妻です。
本日は朝から強い風雨だったため引きこもりデー。晴れている日にとん助を家に閉じ込めておくのはちょっと気が引けるけど、こんな天気の日は心置きなく、大手を振って引きこもれるので、私にとっては有難い。そんな今日も、ヒデさんはテント屋さんのお仕事。頭が下がります。本当に、足を向けて寝られない存在。実際には、足を向けて寝てるけどw
さて、昨日の心配事が的中してしまった予感。本日、引きこもっていたせいで、とん助は借りてきた本をもう12冊も読んでしまった。なんてこった。たったの2日で12冊って、どんなペースよ。それも、1冊読むのに40分くらいかかる本を今日だけでも4冊は読んでいました。朝からせっせと読書です。音読するものだから、必然的に私も聞いてしまいます。
今日読んでいた本は「おばけマンション」シリーズ。
色々なキャラクターが出てきていましたが、どれもキャラが濃くて、流し聞きするには情報量が多すぎ、突っ込まずにはいられない、そんな本でした。
とん助を産んでから、本当に良く本に触れる機会が増え、たくさんの本を読むうちに、物語を書く人への尊敬が膨れ上がるようになりました。だって、自分ではどうしたってそんな展開思いつかず、驚かされることばかりなのです。特に、絵本は奇想天外。どんなストーリーでもありなんじゃないかと思うほどぶっ飛んでいるものも、結構あります。そして、展開がわかっているにも関わらず何度も読みたくなるから不思議です。
また、絵本は特に細かな細工がしてあるものも多いと感じます。字を読める人は文字に注目しがちですが、絵を良く見ると面白い発見があったりするのです。作者が意図的に書いたその絵に物語のヒントが隠されていたり、こだわりが詰まっていて、ついつい良く見たくなる絵がたくさんあります。
とん助は、表紙と裏表紙を見開にして『繋がってる!』と発見してから、そこを見るのも一つの楽しみになっています。最近では、あまり絵本を借りなくなってきましたが。
とん助が絵本を読み出したのは、生後2ヶ月の時。その頃は、もちろん読み聞かせです。読み聞かせというより、寝る前に絵本を見せるということを始めました。きっかけは、ヒデさんのお母さんがとん助に絵本をプレゼントしてくれたからです。もらったその日から、とん助の本人生が始まりました。その日からというもの、特別な事情や体調不良などがない限り、ほとんど毎日、寝る前の2冊がルーティーンです。
初めの本は、擬音がメインで色使いがハッキリとした絵の絵本でした。sassyシリーズやもいもい、ぶんぶんぶんなど、何度読んだかわかりません。sassyシリーズでは、最後にモノクロのページからカラフルなページに切り替わるので、それが楽しかったようです。
それから、1歳になると短いお話の絵本に変化していきました。こどもちゃれんじをやっていたので、その付録の絵本はたくさん読みました。鉄板のだるまさんがころんだシリーズは、絵本と一緒のポーズを取ったり、同じ顔をしてみたり、そんな楽しみ方もしていました。
2歳半頃には、何度も読んでいる本を自分で記憶し、幼児特有の舌ったらずな話し方で読むようになりました。この頃も読んでいたのは0歳からあるような本ばかりです。はらぺこあおむしは、ミュージカルのように歌ってくれてとても可愛かった記憶があります。
3歳半には自分でひらがなを読めるようになったので、自分で読む本は、0歳の頃からあるような擬音など簡単なもの、読んでもらう本は、少し長いお話になっているような本へと変化していきました。ただ、この頃はノラネコぐんだんシリーズなど何度も何度も同じ本を読んでいました。
ひらがなにもだいぶ慣れ、4歳過ぎには図書館で借りてきた初めての本でも自分で読むことができるようになりました。絵本を、“買う“から“借りる“にシフトしたのはこの頃からかもしれません。自分で読めるようになった分、たくさんの本を読むようになったので家の本だけでは回転が早すぎるようになってしまったからです。図書館でカードを作り、2週間に1度、幼稚園の帰りに20冊借りるというのが習慣になりました。図書館へ行くと、当たり前ですが色々な種類の絵本があり、世界が広がった感じがしました。
この頃から、とん助の選んでくる絵本の文字数がかなり増え、読むのが大変になってきました。なぞなぞの本や少し知育のような要素が入った読み聞かせるのが面倒な本に興味を持ち、読んでとせがむようになったのです。そこで、私は「長い絵本を読めない人」になりました。とん助が面倒くさそうな本を持ってくると、『ごめんね、かかは長い絵本が読めないの。だから、この本はととに読んでもらってね』というのです。当時、可愛さ爆発だったとん助。そんな可愛いとん助に『とと読んで』なんて言われたら、ヒデさんが断れるはずがありません。こうして、いつしか、ヒデさんが絵本を読み聞かせてくれる人になっていきました。
余談になりますが、この方法は割りと良かったと感じています。win-win-winな関係だったかと。読み聞かせ担当だけでなく、子育てにおいて、全てをママが担当するのではなく、「これはパパしかできないの」を作ると良いと思います。
とん助が物語を読み始めたのは、多分、5歳の頃です。おしり探偵シリーズが初めでした。その頃は、もちろん最後まで自分で読むことはできませんでしたが、一緒にお尻を探すページがあったり、挿絵に解決のヒントが描いてあったり、アニメとは違った楽しみがありました。この頃好きだった絵本は、パンツ一丁目です。図書館であまりに何度も借りてくるので、ヒデさんが遂に買ってくれました。
6歳の頃にはおしり探偵シリーズを自分で読むことができるようになり、次第にかいけつゾロリシリーズへと変わっていきました。小学生になってからはキャベたま探偵、1年1組シリーズなどを読むようになりました。
とん助は、気に入るとそのシリーズ全てを買い占めならぬ“借り占め“る傾向にあり、棚がガラーンとなってしまいます。昨日は、小さな図書館で40冊も借りたので、小学生向けの物語の棚がスカスカになっていました。借りに行くのも、借りてからも重労働でした。
たくさんの本に触れることが、教育上の読解力や語彙力、感受性や感性を伸ばすためにどんな良い影響があるのかは、今のところまだわかりません。ただ、小学一年生にしてこれだけの本に触れてきたことや、現時点で、結構な本を読む力があることは間違えようのない事実なので、これからのとん助がどんな風に育っていくのか楽しみです。
次は、とん助のオススメなどをまた紹介できたらと思います。
それでは、また。