#109 子どもの『悪気は無いから許してね』は、いつまで通用するものなのか

こんばんは。

妻です。

ブログを書き始めてから3ヶ月ほど毎日継続し『習慣』になったかと思いきや、サボり始めると、永遠にサボれてしまうから恐ろしいものです。このまま書かなくなってしまうんだな〜とも考えましたが、「ここで辞めてしまっては全く何にもならなかったことになってしまう!」と何とか気持ちを持ち直し、また、日記のようなものを書いていくことにしましょう。

一応の傾向として、私の場合、体調不良や痛みを理由にサボってしまうようです。それも薄々分かっていましたが、戒めのためにも記しておくことにします。

さて、こうしてブログとして書く行為はしていなかったわけですが、書くネタを探していなかったわけではありません。そんな私が最近気になっていたこと、、、それは、

【子どもの他意のない言動はどこまで許されるのか】

ということ。

先日、朝ドラ“おむすび“で震災直後に避難所に手作りのおにぎりを持ってきてくれた方に対して、6歳の主人公が「このおにぎり、冷たいからチンして」と発言するシーンが描かれました。放送開始以降、随時、否定的なコメントが寄せられているこの番組ですが、このシーンにはいつも以上に批判が多数上がったそうです。

確かに、地震を経験した直後、家から逃げるようにして学校の教室に身を寄せ合っている状態で、あと3ヶ月後には小学生になろうとしている女の子が、“空腹“の時に“知らない人“からもらったおにぎりに対してそんなことを言うでしょうか。とん助の今年の1月が、丁度その主人公と同じ年齢だったことを考えると、その発言がどれだけ無神経で思いやりに欠ける発言であるか、主人公の人格を疑わざるを得ません。むしろ、その描写の必要性を全く感じないほどです。

ただ、それは、“子ども“による“他意“の無い発言だから“許される“ということなのでしょうか。

私は、ここがとても引っかかりました。

他意がないからといって、言っていいことと悪いことがあると思うからです。やっていいことと悪いことがあると言うのも然り。世間一般的に、相手に嫌な思いをさせてしまった場合には、他意があろうがなかろうが、それは悪いことをしてしまったと謝るべきだし、改めるべきなのではないかと思うのです。

他意が無いから許してくれ、多めに見てくれと言うスタンスは、どうも腑に落ちません。

とん助とお友達との関わりの中でも、しばしばそんなことを感じます。

例えば、とん助が持っていないことを分かっていて、自分が持っているおもちゃやお菓子を自慢してくる子がいます。その子が“持っている“ことに優越感を感じ、嬉しい気持ちになることは勝手ですが、それをわざわざ持っていない人に対して自慢する必要はないと思うのです。そこは、その子の親が、自慢された相手がどんな気持ちになるかを子どもに伝えて、そんな行動をしないように教えてあげてくれたらいいのにと思ってしまいます。とん助が出来ないことを、自分は出来るとあえて自慢してくる子もそうです。

私の心が狭いのでしょうか。

また、とん助が年下のお友達と遊んでいる時、とん助はその子に嫌なことをされることが多々あります。そんな時、とん助は『自分よりも小さい子だから』と怒りたい気持ちをグッと我慢し、私に助けを求めてくるのでこんな会話になります。

とん助「○○君がこんなことをしてきて嫌だった」

私「嫌なら、その子に直接嫌なことを言いな」

とん助「言ったけど辞めてくれなかった」

私「じゃあ、○○君ママに話してごらん」

私は、こうして、とん助が自分で嫌だと言えるように練習しています。そして、相手のママにとん助が自分で話をして、ママから子どもを注意してもらうように促すのですが、そのママはとん助に対して

『ごめんね。でも、まだ○○君は小さいの。だから悪いことだとわからないんだ。許してね』

と言うのです。でも、その子には弟が居て、弟から同じことをされた時には嫌だと泣き喚き、怒るのですから、その行為が“悪いこと““嫌なこと“だと分かっていないわけはないと思うのです。さらに言えば、幼稚園に通うような年齢で悪いことだと分からないから許してねは通用しないと思うのです。

これまた、私の心が狭いのでしょうか。

個人的には、子どもの『悪気は無いから許してね』が通用するのは、せいぜい3歳位までなのではないかと思います。4歳以降の子どもは、大人が思っているよりもはるかに色んなことを考えているし、細かいところまで観察しているし、物事の良し悪しを自分なりに理解しようとしているし、実際に多くを理解しているのでは無いでしょうか。とん助を育てていて、そう感じました。

だから、4歳以降の子供が何かをしてしまったり言ってしまった時、大人が変に子どもを守ろうとして『悪気は無いから許してね』と言うのは違うと思うのです。そんな時こそ、“チャンス“とばかりに、正しいことや振る舞いを教えてあげた方がいいと子どものためになるのではないかとさえ思います。

色んな子育て論があると思うので一概には言えませんが、最近の私がモヤモヤしたこととして記事に残しておくことにします。

それでは、また。

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